2014/12/09

森のとしょかん


昔は絵本をつくるのが好きでした
完成して先生にみせると、クラスの本棚に置いてくれたの
その小学校からは2年生の夏に転校しちゃったんだけど
先生が最後の日に、エリック・カールの絵本をくれたんです
大きくなったら、素敵な絵本作家になってねって


先週、大学の先生とギンザ・グラフィック・ギャラリーの「荒井良二だもん」展に行きました
先生は、現代のアートがあんまり得意じゃなかったんだけどね

荒井良二さんは絵本作家として知られています
その作品は、鮮やかな色と思い切ったタッチが特徴で、みていると作品の中にひきこまれるかんじ
わすれていた子供心を引き出される、 なつかしい宝箱みたいな展覧会


http://event.japandesign.ne.jp/2014/



わたしのとっている博物館の授業は、いつもなんだか、数字とか元素記号とかいっぱい出てきて、よく分からなくて、ちょっと眠たいんだけれども
この前の実習の時間は面白かったな
イエラ・マリの絵本を真似て、絵しりとりをして遊んだんです

板橋区立美術館で、イタリアの絵本作家「イエラ・マリ」展をやっててね
それにちなんで、イエラ・マリ

彼女の作品には、字がないものが多くて、絵本を自分の好きなふうに読んでいいのが特徴


http://www.itabashiartmuseum.jp



大学生になるまで、まともに美術館なんて行ったことなかったんだけど、小さいころから、絵本はよく読みました

家のちかくに古本やさんがあって、さんぽの途中によく寄ったの
そこで母親が100円の絵本を好きなだけ買ってくれてね
父親は、趣味が日曜大工だったから、大工センターからベニヤ板とか釘とかいろいろ買ってきて、わたしと妹に大きすぎる机をつくってくれたんです
その大きすぎる机にはじからはじまで、買ってもらった絵本を並べて
わたしは、そこに、画用紙を切って「森のとしょかん」って書いて貼ったんだけど、なんで「森」にしたんだろう?

大学生になって、いきなりアートを 勉強し始めたんだけど、なんだか繋がりがあるのかな?こういったことがもしかして
「絵本」とアート、生活の中にあったんだね




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